ここではつなぎ融資を利用するメリットと、そのデメリットについてご紹介します。

実際につなぎ融資でお金を借りるかどうかは、きちんとメリットとデメリットの両方を把握しておき、そのうえで利用を検討することが必要です。

つなぎ融資のメリット

家

最大のメリットは、実際に住宅ローンが融資される前に必要なお金が借りられるという点でしょう。

住宅ローンは、家が完成してしまわないことにはお金を借りることができない場合があります。 住宅を建築している最中にも着工金や中間金などが必要となりますが、その際に支払うお金は自己資金で支払わなくてはならないことになります。

自己資金で支払える場合には問題ないのですが、場合によっては自己資金がない、足りない場合も考えられます。 支払えない場合には当然工事は進みませんから、家が完成しない、完成しなければ住宅ローンも利用できない…という困ったことになってしまいます。

つなぎ融資を上手にお金を借りれば、スムーズに住宅を購入する手続きが進むというわけです。

【関連サイト】
つなぎ融資｜イオン

デメリット

「融資」という名前がついていることからもわかるように、つなぎ融資はローンの一種です。 住宅ローンを利用することに加えて新たな融資を申し込むということになりますから、当然、借りるお金には金利もかかりますし、手数料も必要となります。

実際に融資を受けるまでの短い期間だからいいだろうと思いがちですが、金利は日割り計算でつくことになりますから気をつけましょう。 できるだけ支払金額を抑えていきたいと考えるならば、つなぎ融資を利用することで新たにローンを組んでしまうのはデメリットだと言えるでしょう。

またもう一つ注意しておきたいこととして、つなぎ融資はどの金融機関でも利用できるわけではないということを挙げておきましょう。 足りないならつなぎ融資を受ければいいや…と安易に考えてしまうと、いざという時にお金を借りることができない金融機関も存在しますから注意が必要です。

自己資金もない、つなぎ融資も受けられない…となった時に、お金を貸してくれるからという理由で消費者金融などからの借り入れをしてしまうことになるのはできれば避けたいところです。 自分の自己資金などをあらかじめ確認して、つなぎ融資でお金を借りる必要がある場合には、事前につなぎ融資が受けられるかどうかをチェックしておくことをお勧めします。

以上、つなぎ融資のメリットとデメリットについて述べてきました。 つなぎ融資は上手に利用すれば大変便利なサービスですから、短期でお金を借りることを検討している方は各金融機関のつなぎ融資について調べてみるといいでしょう。